2003/04/12撮影 |
||||||||||||||||
ミャンマーからクボタイと違うタイプのミクロラスボラが採れたとの報告を受け早速送っていただいた。 一見クボタイと思えるのだが体側中央のグリーンネオンのバンドが太い印象を受ける。 また、下記に地図を載せておいたがクボタイの産地は南タイであり記載地はミャンマー最南端との国境周辺の町であるラノン付近とされている。 確かに南部はミャンマーに接しているので、もしミャンマー最南端で採集されているならばクボタイの可能性が濃厚になるのであるが、かなり最南部のためそこまで行って採集したとは考えにくい。 よって私の推測ではミャンマーの首都ヤンゴン付近か50キロ北部の町ヘレグ付近で採集されたものではなかろうかと考えられる。 もちろん採集業者や輸入業者との確認を綿密に取らねば結論は出せないのは言うまでもない。 ここでミクロラスボラについておさらいしておくが現在ミクロラスボラはルベスケンス・ナナ・ガテシィ・クボタイの4種が記載されており 承知のようにエリスロミクロンはダニオに分類しなおされているのでミクロラスボラの分類がシンプルになった。 ここで何故ガテシィーに拘ったかというと当然私自身タイプ標本画像でしか見たことがなく又、私の知る範囲での記載文では 詳細が理解できないから非常に気になっているのである。 標本では体側に走るバンドが太い点と採取地がミャンマーという点においてM.クボタイではないだろう。 またM.ナナの産地もヤンゴン付近であり分布的には近いが明らかな違いが見られる。 よってまだ見ぬガテシィだと面白いとの見解で 導入直後の感想と受け止めていただきたい。
|
||||||||||||||||