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viesaltヴィーソルトは時間とコストの最良のバランス
純水装置を使わずに、水道水で純水に近づく「みず素材」を作るマスキング剤を採用「より自然に」をテーマに進化させた人工海水です。
viesaltヴィーソルトのご使用により無脊椎動物や微生物そしてカッ虫藻などの藻類がより活性化されます
※マスキング剤付き
最近、海水生物飼育の傾向はますます自然志向になりつつあります。
これは無脊椎生物の飼育に際し、飼育水を天然海水の組成に近づける傾向にも現れています。
そのため、人工海水に使用する「みず素材」についても水道水そのものから純水装置を使い、水道水中の不用な成分を排除するようになってきました。
これは、銅,亜鉛,ケイ素,窒素,リンなど、天然海水中には極微量にしか含まれないものや、給餌等により過度に蓄積するものを排除しようとすることです。
しかし、純水装置によって純水を得るためには「コスト」と「時間」がかかります。
またこれらの装置を使用していないキーパーも数多くいらっしゃいます。
そこで、純水を用いた人工海水に対応しながら、水道水の使用が可能な「viesalt」/ヴィーソルトを新たに開発しました。
■水道水を使用しても(純水を使用しなくても)純水使用時に近づくようにするため、重金属を隠蔽(中和)するマスキング剤を開発しました。
これにより水道水に含まれる銅,亜鉛等の悪影響が軽減され、純水使用時に近づきます。
(ただし、水道水中のケイ素,リンなどはマスキングできません)
■銅,亜鉛、リン等の重金属をSEALIFEよりもさらに減少させました。
■緩衝性は水道水由来の緩衝性がないものとして、増加させました。
■微量元素についても一部増減し、天然海水に近づくように設定しました。
注:藻類の光合成が活性化されるためSEALIFEよりも、
多少苔の発生が増加する傾向にあります。
SEALIFE,viesaltは観賞用生物飼育を目的とした人工海水です。
特定の生物飼育を目的とする場合には、それぞれの生物にとって最も適した様々なイオン組成が考えられます。
しかし、観賞用飼育水槽では、あらゆる生物を飼育の対象とするため、イオン組成は天然海水の組成に近づける事が望ましい※と考えられます。
観賞用生物飼育を目的とする場合には生物の飼育成績が良好であることは勿論、水質維持を担うろ過微生物も
正常に機能し、生物にやさしい人工海水が望ましいと言えます。
また、観賞を目的とすることから溶液の透明度が高いことや微量成分が均一に含まれ、小分けして使うことができる等、
ユーザーの利便性が高いことも重要であります。
また、流通過程における製品の品質が粉体の状態で長期間にわたって変化しないよう、
保存性が高いことも重要であります。当社の人工海水はこれらの諸課題を解決して開発した
観賞用生物の飼育に適した人工海水であります。
※人工海水の各種特性(Ca濃度、緩衝性、pH、各イオン濃度等)は、
変更することもできますが長期飼育を考えると天然海水と同等にしておく方が良いと考えています。
天然海水組成については、既知事項であるため組成自体はノウハウにはなりません。
しかし、製造に関しては各種塩類を組み合わせるため、
どのような塩類をどのように組み合わせて加工するかが製造のノウハウになります。
また、人工海水の製造で一般的な問題は、加工に使用する各種原料の純度です。
目標とする組成が決まれば各種の微量成分の量までコントロールしなければなりません。
このときに問題になるのが、各種原料に紛れ込んでくる不純物(キャリアー)です。
キャリアーとして混入する物質が多ければ、目標値から離れてしまいます。
そこで、製造に関しては、原材料の購入ロットを事前に検査すると共に、
ここでの受入検査を厳しく行なっています。
○生物の飼育成績が良好(イオン組成やpHが天然海水と同等)
○ろ過微生物が正常に機能
○溶液の透明度が高い
○微量成分が均一に含まれている
○製品の品質安定性が高い
SEALIFEは一般(あらゆる)生物飼育に適していますが、
viesaltは特に光合成を行う生物飼育を目的として開発しました。
したがって、viesaltは光合成の活性度をSEALIFEよりも向上させています。
また、SEALIFEは水道水を使用することを前提に開発されたが、
viesaltはさらに光合成の活性度を上げるため、使用する水をも考慮して
純水を使用することにした。
しかし、純水装置は費用と時間がかかることから、少しでも純水に近づくように
有害金属を隠蔽するマスキング剤を開発し純水使用時に近づくようにしました。