ドーベン株は熱帯性睡蓮の一系統で、名はオックスフォード大学のドーベニー教授に捧げられたものと伝わり、1864年にスコットランドのウィリアム・バクスターによって発表されたとされる(1851年には既に存在していたとも言われる)。仲間内での位置づけとしては人為的な環境で生じた偶発的な交雑種と考えられており、3倍体で染色体数が42となるため基本的に種子を持たず、葉のくぼみにできたムカゴが子株に育つ無性繁殖や株分けで増やす。葉は8〜20cm程度と小型に収まり、育成には高光量と多めの肥料を要するがCO2は不要で、軟水から中硬水まで対応する耐寒性と多花性から、熱帯性睡蓮の入門種として扱われることが多い。