パナマ パシフィック Nymphaea 'Panama Pacific' は、熱帯性の昼咲き種に分類される睡蓮の園芸品種である。花は黄色い雄しべを中心に濃い紫色の花弁が開き、咲き進むにつれてカップ状から星形へと姿を変え、甘い香りを放つ。草丈は20cm ほどながら株張りは120〜180cm に達するため、栽培には30〜75cm 程度の水深と十分な水面の広がりが求められる。熱帯性睡蓮の中では葉に子株を生じる胎生 (viviparous) の性質を持つ一群に属し、株分けだけに頼らず殖やせる点が特徴とされる。品種名は1914年に Tricker が作出した際、同年のパナマ太平洋博覧会にちなんで名付けられたと伝わる。