水草の形態で、大きく大別すると、茎を持ち有茎水草と茎を持っていないロゼットタイプ水草があります。
本来水草は抽水植物を除くと、体表から直接水分や養分を吸収でき、体を支える必要性が少ないため、
根および茎の発達はしていません。
そのため、有茎水草では、各節から発根することができ、また この節から新芽を展開してくれることが知られています。
それを利用して、無性繁殖が可能で、水槽内で育成、株を増やしながら、レイアウトを楽しんだり、
水草の成長をコントロールして形づくったりすることができます。
それには、光と二酸化炭素の供給が非常に有効的で、成長速度を促進してくれる大きな要因になります。
このことが、その成長過程やレイアウトの作成を通して、水草の愉しみや、奥深さを改めて再認識できることでしょう。