エキノドルスとサジタリア オモダカ科
オモダカ科Alismataceae
エキノドルスとサジタリア ブラジル調査の私の最大の目的であったエキノドルスの生態調査が
予定通り行えましたので少しずつベールを脱がせようと思います。 とりあえず何も完成していませんが少しずつ
エキノドルスとサジタリアの紹介と魅力的な部分を
生涯かけてゆっくり記載していこうと思います。
見解や分類法など流動的になるのでご了承ください。
いずれは完成度の高いものに仕上げていきたく思います(ささき)
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← Echinodorus amazonicus
"Jamari" RE011
支脈の間に半透明な繋がりのないラインが見られる
エキノドルス 現地にて撮影アマゾニクスは有名だがロンドニアとパラでしか
見出せなく分布域は狭い |
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← Echinodorus sp rubra
"Ponta Grossa" SE06
支脈の間に半透明なスポットが見られる
赤系のエキノドルス 現地にて撮影ファーム物意外での赤葉のエキノドルスは
私は初めて確認出来た。 やはり真の原種に触れないと
エキノは語れないとの思いを再認識した |
Sagitttaria montevidensis →
”Santa Catarina”
サジタリア モンテビデンシス
サンタカタリーナ産 南ブラジルが自生地の珍サジタリアの花序
自生地にて・・自生地のモンテビデンシスは国内報告は
今まであったのだろうか~?
世界の園芸界でも非常に珍重されている
原種である感動的な出会いであったが・・
凄い強風にあい、緻密な作業は困難を極めた・・ |
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Echinodorusエキノドルスについて
パラナ州エキノドルスの自生地エキノドルスの種類
この属の水草で代表的なアマゾンソードプラントやラジカンスやチェーンソード
が一般的には良く知られている。
大型になる種類も多くやはりさまざまな水草の中では王者の風格を持つ
昔から多くの愛好家に親しまれた水草である。
エキノドルス属は北米から南米の各地の本流や支流の岸辺や湿地に
堂々と繁茂しており、その種類はおそらく50種類以上あるのではなかろうか。
自生地では水面から水上葉を出す様は威風堂々としており豪快でたくましくさらに
気品をかね揃えた素晴らしい光景だ。いままで、一般種から超マニアック種までさまざまなエキノドルスが輸入されているが
今までの多くはファームによる栽培品種がシンガポールやドイツやデンマーク
などから入荷している。特に採集物は入手が困難な性もあり高価で取引されているが
現地まで採集に行って特殊なものを導入することを考えれば決して高価ではないと思える。
また自生地もそう多くなく特殊なポイントのみなので現地に行っても行き当たりばったりでは
採集は難しいのではなかろうか?
しかし入手した株の維持はさほど難しくなく強い照明や高濃度の二酸化炭素
また特殊な水質などほとんど無視して栽培できる点が素晴らしい。
唯一特殊といわれる南米の南部産のエキノドルスは温帯に近い気候柄
低水温には非常に強く霜が降りても耐え忍ぶ強い面も見受けられる。
反面高水温には弱い面もあるが他の水草同様のケアで問題は軽減する。
そのような一面もあり入門からマニアまで幅広く受け入れられる草である。
個性が非常に強い性もあり大型のものは現代の水草レイアウトでは
使用しにくいこともあってか、すべての水草愛好家向けではないかもしれないが
コレクション性もあり産地違いや個体差などで葉の形状の違いを楽しめる点などからも
私はあえてエキノドルスと水草の王者として君臨すべきではなかろうかと
特別な思いを寄せている。