クリプトコリネ パリジネルビアはボルネオ島の固有種で、サラワク州から西カリマンタンにかけての泥炭湿地林 (ピートスワンプ、酸性の泥炭が堆積した湿地の森) に自生し、pH 4 前後という強い酸性の水中や、季節的に水没する林床の水たまりで育つとされる。本品はサラワクのマタンを産地として入荷したもので、種そのものは現地でとりわけ稀というわけではないものの、ボルネオから輸入される機会が少ないため、流通する量は限られる。種小名の pallidinervia は淡い色の葉脈を意味すると伝わるが、通常の栽培環境ではその淡色の脈がはっきり出ないことも多く、砂とピートを混ぜた底床でも育つ一方、ブナの落葉による腐葉土質の底床でとくに葉がよく育つとされる。
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